セブンイレブンで変わったもの見つけた。
ほう…新しい加熱式タバコみたいじゃのお。
インペリアル・タバコ・ジャパン…聞いたことないわね。
アイコスの互換品かしら?
いえ、これはアイコス、グロー、プルームSに続く第4の加熱式タバコなのです。オリジナルのヒートスティックも発売しています。
まさかの新規参入!これは気になりますね。
「パルズ」と言います。
滅びの呪文のような名前ね…
そうならないことを祈りましょう。
パルズ(PULZE)について
メーカー:インペリアル・タバコ・ジャパン
タイプ:高温加熱式たばこ
たばこ:IDたばこスティック(全3種類)
販売価格:6,980円
販売箇所:福岡県内のコンビニ
販売開始:2019年5月6日より順次
最近、キャンペーンで安くのするの流行ってるけど、常にその価格にしてくれ。
インペリアル・タバコ・ジャパンとは
2008年: インペリアル・タバコがアルタディスを買収
インペリアル・タバコ・ジャパンの公式サイトより
2011年: West(ウエスト)販売開始
2012年: スタートアッププロジェクト開始
2013年: インペリアル・タバコ・ジャパン株式会社設立
2014年: 直輸入卸売販売に移行、現社屋に移転
2015年: セールス部門強化
2018年: myblu、オンラインショップおよび福岡県内で先行発売
いまいちピンとこなかったので詳しく調べてみました。
まずインペリアル・タバコはイギリスの会社のようです。そして、そのインペリアル・タバコが買収したアルタディスというのがスペインのタバコメーカー。アルタディスはキューバの葉巻を扱っていたようです。
インペリアル・タバコ・ジャパンは日本国内での事業を担っているようですね。
myblu™は、2009年に発売されたVAPEのトップブランドblu®の新商品です。
インペリアル・タバコ・ジャパンの公式サイト より
blu®は、アメリカ、イギリス、をはじめとするVAPE先進国で発売され、blu®の「フレーバーポッド」式デバイスはVAPEカテゴリーにおいて、最も急速に成長しています。
イギリスにおいては、2017年 No.1 VAPING kit in UK*を記録し、アメリカではすでにトップブランドとしての地位を確立。世界でもトレンドとなっているブランドです。
なんとなく納得。正直、国内から新規タバコが出るとは思えなかったので……JT怖いよ。
パルズ(PULZE) を開封
入っているのは以下のものです。
- 本体
- type-cのUSBケーブル
- アダプター
- クリーニングスティック
- 薄いマニュアル
流行の化粧箱。高級感は出るけど、潰して捨てるとき硬い。
【必読】パルズ(PULZE) のツッコミポイント
ツッコミポイント①なぞのクリーニングスティック
まず、このクリーニングスティックだけでも面白い。パルズではなくパズルなんですね。ぜひ1度触って頂きたい。使い方も含め、1発で解ける人はIQ200くらいあるんじゃないでしょうかね。
答えを言うと、本体のヘッド部分を外すツールになっている側は引っこ抜くんですが異常に硬く、戻すときも凹凸を合わせないと入らないので、戻すことを諦めるレベル。しかも引っぱると、なんか関係ないところが伸びるという罠も搭載しているのです。
そして反対側のブラシの方はネジ式で回すんですが、そもそも反対側が引っぱる式なんでそれに気づかず引っ張り続けてしまうという、ドアだと思ったら引き戸でした的なトリックなのです。
ちなみに攻略本の方に答えが載っています(笑)
ツッコミポイント②まぁいいけど、type-c
本体側のソケット形状は次世代のUSBtype-cを採用。主流のマイクロUSBは使えません。
時代を先取りしてて良いと思うんですが、私のまわりにはまだtype-cがありません。
ツッコミポイント③本体から外れ落ちる2つのパーツ
タバコスティックを挿入する穴のフタは主流のスライド式ではありません。ゴム製のキャップを紛失します(断言)。別売り600円です。
そういえば昔の缶ジュースのプルタブって切り離し式でしたよね。なんかそれを思い出しました。昭和の匂いがしますね。
この本体から伸びてる棒、何だかわかります?そう、懐かしいガラケーから伸びるアンテナ…ではなくクリーニングロッドです。アンテナの先に付ける飾りまで再現しているとは昭和のファンなんでしょうか。いや、ガラケーは平成か…。
このようにして使います。つまり、爪楊枝ですね。最近は割り箸に爪楊枝が同梱されていますからね。
問題は、このクリーニングロッド。最初はしっかりとハマっているものの、何度か抜き差ししているとすぐに緩くなってしまうのです。最終的には何かが引っかかった拍子にスポッと抜け落ちてしまいます。ウォレットチェーンのようなものを付けた方が良いですね。
ツッコミポイント④なぜ似せた!?
ご覧の通り、アイコスのヒートスティックに激似です。これでは互換品と間違われても仕方がないですね…。
しかし考えてみれば、主人公のロボットそっくりのライバルロボットが出るという展開は昭和のアニメの定番展開ではないですか!胸熱ですね(なげやり)!
ツッコミポイント⑤不親切なマニュアル+攻略本
箱には薄いマニュアルが1枚入っているだけなのです。クリーニングツールの使い方は載っていません。しかも細かい部分は「動画で見てね」というスタイル。動画を見ることができない環境の人は絶望するしかないですね。
さすがにまずいと思ったのか、別冊子が箱に貼り付けてありました。
そう!攻略本ですね!ネットが普及していない時代、ゲームには攻略本というものが存在しました。まさにその発想ですね。
パルズ(PULZE) の魅力を検証
メーカーは、PULZE(パルズ)の6つの魅力を挙げています。
- 2種類の加熱モードを搭載
- 連続使用可能
- 高速スタートアップ
- クイッククリーニング
- セーフティーロック・スタイリッシュなデザイン
2種類の加熱モードを搭載
1.カバーを外してIDスティックを差し込む
2.ボタンを一回押して電源を入れる
3.ボタンを長押しして加熱開始(1.5秒だと標準モード、3秒だとエコモード)
○標準モード→345℃加熱、満足感のある味わい
○エコモード→315℃、軽やかな味わい
火傷しそうなくらいスティックめっちゃ熱くなる!!!
モード違いで吸ってみましたが、あまり変わらない印象です。が、試みとしては面白いですね。今後期待できる機能だと思います。
連続使用可能
90分の満充電で約20本吸えるようです。
高速スタートアップ
スタートアップ20秒ということですが、特別高速ではないかと思います。他の加熱式タバコもそれくらいで吸えますので。
クイッククリーニング
クイッククリーニングとは付属のピックでくずを取り除く方法のことを指していると思います。もう1つのディープクリーニングは専用のツールを使って分解清掃するやや手間のかかるクリーニング方法です。マニュアルによると、スティック1箱20本使用毎に1回ディープクリーニングを推奨しているようです。
セーフティーロック、スタイリッシュなデザイン
ボタンを5回連続で押すとロック、解除時も5回押します。
紛失しやすいゴム製のキャップとクリーニングロッドを除けばデザインはスタイリッシュだと思います。
なぜか紹介されていない魅力的な機能
パルズ(PULZE)には延長モードっていうのがあるんですよ。
吸引回数が8回未満の時、ボタン押せば30秒の延長ができるんです。
吸い始めた途端に宅配便が来たときに便利な機能です。
パチンコの延長遊戯みたいな機能じゃ。
これも他の加熱式タバコにはない機能で、今後期待できるポイントだと思います。
ヒートブレードの形状の違い
パルズ(PULZE)はブレードが丸くアイコスは平らです。
タバコスティックはパルズ(PULZE)の方が刺しやすいですね。しかし、抜けやすいという欠点もあります。
パルズ(PULZE)を 吸ってみた感想、まとめ
ここで1つ大きな問題がありまして…葉っぱが美味しくないんですね…。メンソール、ミントはまるでそれを誤魔化すかのように強烈なフレーバーがついています。
感想というか、気づいたことなんですが、アイコスのマルボロもプルームテックSのメビウスもグローのneoもしっかりとした銘柄なんだなという点です。
加熱式タバコといえども、使う葉っぱの重要性に気づかされました。
パルズ(PULZE)もウリにできるようなタバコスティックが発売されれば、魅力は上がるでしょう。
すでに飽和状態の加熱式タバコマーケットに新規参入というのは、なかなか度胸のいることです。
ツッコミどころは多いけど、改善点と考えればバージョンアップしてさらに魅力的な商品になりそうですね。
以上、第4の加熱式タバコ【パルズ(PULZE)】が登場。これは昭和の香りがする珍アイテムなのか?でした。
何かの参考になれば幸いです。