アトマイザーの洗浄なんて面倒くさい。そう思われるかもしれませんが
ドリップチップは口にくわえるものですし、リキッドのべとつきやフレーバーが
タンクに残ってしまう場合もあります。
コイルは消耗品ですから、必ず交換しなければなりません。
コイル交換のついでに、アトマイザーの洗浄をしてみるのも良いでしょう。
アトマイザーの完全分解と洗浄方法、コイルの交換方法を解説してきたいと思います。
分解洗浄、メンテナンス時の注意点
電子タバコ(VAPE / ベイプ)というのは「精密機器」ですので、取り扱いには注意しなければなりません。
手入れするときに注意すべき点を守らずに作業してしまうと、故障の原因になることもあります。
基本的に、覚えておきたい注意点は以下の3つ。
1:MOD(バッテリー)は水に触れさせない
→電子タバコ(VAPE)の多くは防水加工が施されていません。そのため「水につけて良いのはアトマイザーだけ」と覚えておきましょう。
2:手入れした後はしっかり乾燥させる
→本体とアトマイザーをジョイントしている部分に水やリキッドが付着しているとショートなどの危険がありますので
メンテナンス後はしっかりと乾かしてから組み立てましょう
3:組み立てるときは締め込みすぎに注意
→Vape(ベイプ)のパーツには様々な所にネジが切ってあります。
それらのねじ山は細かく、強く締めすぎるとねじ山がつぶれてしまうこともあります。
ところが、緩くしすぎるとリキッド漏れの原因にもなってきますので、適度な力で締める、ということが大切でしょう。
→さらに、煮沸消毒を行った後は金属が膨張していて、うまくネジが噛まないということもありますし
単純に熱いので、冷めるまで待ってから組み立てるようにしましょう。
基本構造はだいたい同じですが、多種多様な機種が存在します。
手入れをする際は自分の使っているベイプの構造や特性を理解した上で行う必要があります。
アトマイザー洗浄の頻度
▽Vape(ベイプ)のリキッドに使われているVG(ベジタブルグリセリン)は菌が繁殖しやすいので、定期的な手入れや洗浄が必要です。
通常使用で、コイルの寿命が2週間程度ですので、そのタイミングで分解洗浄してしまうのが良いでしょう。
JustFog(ジャストフォグ)Q14アトマイザーの完全分解
まず、アトマイザーを本体(MOD)から取り外します。
本体(MOD)は水濡れ厳禁ですので、三角座りで見学でもさせておきましょう。
タンクの上下にはまっているパッキンも外していきます。
パッキンには正しい向きがありますので、組み立てる時に間違えないようにしましょう。
小さい部品がありますので、なくしてしまわないように注意が必要です。
ぬるま湯での洗浄
▽混浴なんでみんなまとめて入れちゃいます。
→この洗浄方法で、基本的な汚れは落とせます。
▽風呂上がりのコーヒー牛乳はうまい。
▽さて、柔らかい布かティッシュで水気を拭き取り、その後完全に冷却、乾燥させます。
▽アトマイザー基部は、バッテリーとコイルを通電させるための端子がありますので特にしっかり感想させます。
→通常の洗浄はここで終了です。アトマイザーの組み立て→
煮沸消毒
▽ドリップチップなどは、口にくわえるので、皮脂汚れが付きやすいです。
煮沸消毒してあげれば、汚れ、雑菌ともに落とすことができます。
▽ちなみに、地獄の釜も正月は閉じるそうです。
▽一般的に、殺菌消毒を行うには、65℃のお湯に30分間漬けるか、100度の熱湯で15分間煮沸消毒を行う必要があります。
芽胞を持たない病原菌の多くは、65℃の温度で30分間の加熱処理で死滅しますので、熱に強い素材でできたアトマイザーを使っている人はこの方法がおすすめです。
▽さすがに熱々。コーヒー牛乳を飲む元気もなさそうです。
→このまま完全に乾燥させます。
本体(MOD)の拭き上げ
▽本体(MOD)は水濡れ厳禁ですので、柔らかい布で拭いてあげます。
→メガネ拭きで拭いてみました。
→ちなみに、メガネ拭きはメガネをかけていなくても、買えます。
JustFog(ジャストフォグ)Q14アトマイザーのコイル交換と組み立て
コイルを交換する
▽アトマイザー基部に装着されたコイルを新品と交換します。
→コイルは適度な力で締め付けましょう。
▽矢印の部分の綿に、あらかじめ数滴リキッドを染みこませておきます。
アトマイザーの組み立て
▽リキッドタンクの上下にパッキンをはめます。
→パッキンには向きがあります。径の小さくなっている方が内側です。
▽エアフローダイヤルも上下があります。
→幅の広い方が上、狭い方が下です。
▽まず、リキッドタンクを組み上げていきます。
→リキッドタンク基部のネジとフタのネジで、ガラスタンクを挟み込む構造です。
▽コイルを装着した、アトマイザー基部(ボトム)と接続し、リキッド充填します。
→このまま10分ほど、放置します。コイルの綿にキッドを染みこませるためと
各部からリキッド漏れがないかを確認するためです。
▽本体(MOD)と接続すれば、完全分解洗浄の完了です。
コイル交換のタイミングについて
【追記】
先日、完全なコイルの限界状態で吸ってしまいました。
イガイガどころか、「あ”あ”」ってなります。
絶対わかります。とにかく尋常じゃない。
そう意味でも、限界を迎える前に交換する事が大事なのだと実感しました。
▽使い始めは、コイルの交換タイミングがわからないと思います。
2週間程度、といわれても蒸気自体は出ているし・・・。
基準として言われている、ノドがイガイガしたら・・・とはどんな状態なのか。
個人的な感想としては、コイルが弱ってくると、蒸気の目が粗くなると思います。
つまり、蒸気と液体の間のようなものを吸い込んでしまい
ノドに張り付くような気持ち悪さが感じられるのだと思います。
これが、交換のタイミングだと思います。
使用頻度にもよりますが、実際、2週間というのはあながち間違いではないと思います。
そして
コイルはケチらずに交換した方が絶対いいです!交換後の吸い心地が感動モノですので。
以上、JustFog(ジャストフォグ)Q14アトマイザーの洗浄とコイル交換でした。参考になれば幸いです。
良き喫煙ライフを。
JustFog(ジャストフォグ)Q14を使うならこちらがオススメ